2012/04/26

献金を投資にまわす日本キリスト教

アノニマスも60。

この世の仕組みが分からない歳ではもはやないのだが、それぞれにあたい高い信徒の献金のいかほどかが、いつのまにやら投資資金に化けていたと聞けば、刻一刻の損益の淀みのうたかたとはなるべきものを。。。と思われ、気が重くなってくる。

キリスト教教界最右派、日本基督教団ならびに教団立の東京神学大学等が公然と実行してきている献金の投資資金転用など、氷山の一角にすぎないのだろう。投資名目をどう繕おうと、キリスト教指導者層のマネーゲームであることに変わりはない。


参院における先ごろの証人喚問において、神戸松蔭女子学院大学の資金投資行為の実態が明らかにされた。

大学を企業と見立てれば、経営がため自己資金をどのように運用しようと、それはあくまでも大学側経営陣の問題ではあろう。

しかしながらこの神戸松蔭女子学院大学は、イギリス国教会から分岐した聖公会系キリスト教教育を建学精神とするところでもあるのだ。立派なチャペルもある。兄弟校も多い。

慌てた大学経営陣は、すでに3月1日、各位宛に先手をうった。

お詫び、企業年金制度が学院には未設置であること、ただしAIJ投資顧問に余剰資産の一部を委託した経緯が十数年前にあるも現在調査中であること、等にごく簡単に触れ、最後の一文をこう結んでいる。
なお、この件により、学校法人松蔭女子学院の経営に影響が及ぶことはありません。
建学精神など、もうどうでもよいのであろう。


キリスト教教派教団指導者ならびに関連諸施設経営陣をたたけば、この程度のほこりはいくらだってでてくる。

信徒たちは、それでも熱心に献金する。指導者層・経営陣はそのことを微塵も疑わない。そうしてますますに腐敗し、さらには堕落していく。

だとすると。。。

従順になれよかしと訓育した信徒たちの完璧なまでの従順が、じつは日本キリスト教教界の無血革命(解体)を近づけている、という解釈も成り立つことになる。

だれにも見えず聞こえない先立つ時のわざが、そこにある。