2014/03/14

小学生のわたしをハグしたのはマルジャリア神父であった

[神父] ブログ村キーワード
自分の写真 ::小学三年生の秋、九歳になったばかりの頃に、わたしの楽園物語は予告もなく途切れた。

以来五十三年、待つには待ってみたが、その続きを知ることはついぞなかった。しかしなぜそんなにも長く、馬鹿正直にわたしは物語の再開を待っていたのだろう。

九歳までの記憶はどれもこれも、溺れるほどの幸せと歓喜のなかにあった。

上町(うえまち)台地一等の高台、大阪は天王寺区伶人町にある名門星光学院の初代校長、サレジオ会出身マルジャリア神父との出会いもそのひとつである。

2014/03/13

先生、なぜそんなに絶叫するのですか?

[キリスト教] ブログ村キーワード
自分の写真::昨夜はちょっと無理をして牧師説教動画を一本、最後まで聴いてみた。直近九日の礼拝であった。リバイバル派っぽい。一時間弱。。。

視聴してから三十分ほど経過したあたりから、「正」の字で「教会」という単語をカウントし始めた。

しかしながら説教者が次第に興奮しだし、「教会を渡り歩きながら品定めする者」や「すでに離れてしまった者」などが、いくら信仰を捨ててはいないと言っても天の国に入ることはなく、永遠に燃えさかる地獄におちるのは間違いない、と激しく攻撃しはじめた。

2014/03/12

ネット配信だけなら猿でも出来るのですよ、先生!

[キリスト教] ブログ村キーワード
自分の写真::礼拝説教ヲソノママ「ネット」デ配信スレバ、大キナ効果ガアルカモ。。。

なんぞという夢のようなことを考えては、性懲りもなく次から次へと無駄に動画をアップする牧師が急増しているようだ。まったくネットの仕組みが何も分かっていない。ハッキリ言って、今のやり方では逆効果なのだ。

久方ぶりに膨大な数の中から、あれこれ何本か、億劫な気持ちを我慢し、のぞいてみることにした。

2014/03/11

レクエイム。。。万のはらからに感謝

或ることに関して多弁をろうしたからとて、それによって了解内容がさらに深まるという保証は、いささかもない。(ハイデガー『存在と時間』第三十四節 原佑訳)
わたしは見た。

不穏にも、ひとつの時がふたつの断崖となって向き合っているのを。

2014/03/09

愛するシスターからの賀状への遅すぎる返事

[キリスト教] ブログ村キーワード
自分の写真::愛する姉上様へ

前略

本年も片道行きになることをご承知のうえ、わたくしの寝どころ宛を御自筆で賀状にしたためて頂き、恐縮しております。

おひとこと、「元気でおられることでしょう。」、とお書き頂きました。

2014/03/08

「杣道(そまみち)」に無頓着な能面キリスト者たち

[キリスト教] ブログ村キーワード
自分の写真::「杣道(そまみち)」とは、何処(いずこ)に行き当たるやらまこと心もとなくて森の中に自生する小道のことである。みずからの姿を草木に覆わせながら、森の精を放つだけでわたしたちをここかしこに誘いもし迷わせもする禁断の道。

もちろん成人になると、そんな道があったことなどすっかり忘れている。発見するのはいつも子供か、子供に逆戻りしてしまった孤独な大人たちだけかもしれない。

おそらくわたしは、そのような子供または大人のひとりなのであろう。

2014/03/01

贖罪論批判・改訂版

[キリスト教] ブログ村キーワード
自分の写真::ギリシア哲学(形而上学)の最高傑作と表現してもよいほど見事に刈り込まれた「使徒信条(THE Credo)」であるが、凄惨な全体主義的展開の元締めとして人類史を切り裂いてきた事実の数々を思うと、その元凶たる「使徒信条」をいまだ唱和して懲りぬ教会に再度行こうなどという気持ちは、もうわたしのどこからも湧いてはこない。もちろん健康上の理由もいささか関与してはいるが。

受洗しながらにしてわたしのように礼拝はもちろん、その他一切の教団・教派・教会行事等に参加しない方々は、ネットの感触から判断する限り想像以上に多そうである。教会難民・教会ジプシーという言葉が出来て久しくもなるはずだ。事情は各人さまざまであろうが、しかしその実態はよく分かっていない。

実態がよく把握できない理由は簡単である。