2013/12/22

俳句?川柳?

#3776 センチュリー ペン先
(C)enokov
      灰にこそ 灼熱の炭 偲ばるれ

■自己評価■

「灰」と「炭」の違いは「山or火?」があるかないかだけですよね。なのにこんなに時空の懸隔があります。そこがなんともおもしろーーーいっ、とまずはどあつかましく自画自賛。「係り」助詞にフォルテッシモの「こそ(牙音)」をあえて選び、助動詞已然形「るれ」に呼応させた点、これみよがしな意図性を感じますよね。爺くささまるだしです。その結果、助動詞「る」が文法上の意味「自発」性を保持しえなくなり、ただならぬ意味論的反撥に晒されてしまいました。それをだらしなく放置している。なんとデリカシーのない自虐的な作品でしょう!不合格やなぁ。。。

自家撞着(どうちゃく)は人間に不可欠・不可避な存在論的「根拠(条件)」である、というテーゼが、はたして俳句や川柳などの金型に馴染むのだろうか、といったまあどうでもいいことをぼんやりと考えながら、ごろんとベッドに体をあずけて流し込んではみたのですが。。。その後ペンを持ったままどうやらうつらうつらの桃源郷。

仮眠から覚醒するやポロリと一句が。
愛なかば 残し残され さようなら
こんなん出ましたあああ。成熟したおとなってこんな感じなのでしょうかねえ?わたしは恋愛も波瀾万丈でしたので。。。せめてこうしてあげることだけでもできればよかったかなぁとただ悔いるばかりです。ということで今回はめずらしくこれでおひらきですぅ。ドンチキチン!

あと十日。読者の皆様方、体の健康・こころの健康に留意し、少々苦しくったってそれ以上に明るく楽しく過ごしましょう。まだ年内更新しますですヨ。